2016年名大数学2問目解説
問題は以下のページから(河合塾のサイトです)
http://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/honshi/16/n01.html
2問目
(1)
円に関する問題
OPとx軸がなす角をθとしてある。
P(p,q)とおく。
OP=√(p^2+q^2)
p=OPcosθ q=OPsinθ
P(p,q)は円C上にあるので・・・
として、直接p,qを求めようとしても計算が複雑になり、解くことは無理である。
なので、円Cの中心をAとすると、APとx軸がなす角が円周角の性質より、2θとなることを利用する。
そうすると、すぐに答えが出る。
(2)
円Dの中心をBとする。
図を描いてみて、⊿OPQにおいて、直線OPを底辺とみて、⊿OPQが最大となる点Qを探ってみると、
直線OPと直線BQが垂直であるとき(高さを表す線が、円の中心を通っているとき、かつそれが直線OPと垂直)であるとわかる。
円の中心を通る線のほうが他にひける線よりも長くなるのは当然。そして、直角のほうが長くなるのも当然。
その後、BQとx軸のなす角が90°+θと図を見ながら算出し、(1)と同じ要領で答えを導く。
(3)
三角形の面積を求める公式を使う。
3点(0,0),(a,b),(c,d)
がわかっているとき、面積は、1/2|ad-bc| という公式が使える。
出てきた式に対して、一部、加法定理を使って式を簡単にする。
そして、それを微分して増減表を書き、最大値を求める。
微分した式を、sinθに関して整理する。
その後、解の公式を使ってsinθ=・・・ (河合塾の解説では、因数分解して求めている。)
として最大値をとると思われるsinθの値を求め、そのときのθをαとおく。
そして、そのときの値を三角形の面積の式に代入して最大値を算出する。