2016年京大数学1問目
京大は実力が足らず、受験しませんでした。受験したのは10年ほど前です。
問題は以下のページから(河合塾のサイトです)
http://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/honshi/16/k01.html
1問目
最大値を求める問題。
最大値を求める問題というのは、ほとんどの場合、微分してみればできる。
今回も微分してみる。
しかし、式が複雑になり、解けない。-①
とすると、微分して解決できないのではないかと考えた。
与えられた範囲ではsinθは0以上1以下。cosθも0以上1以下。
これが何か関係あるのか?と考えるが、解決できそうもない。
とすると、実験だろうか。数学的帰納法。
n=2のときどうなるか・・・やってみたが、最大値はcosθが1/2のとき最大となった。
n=3のときどうなるか・・・やってみたら、最大値はcosθが1/3のとき最大となった。
以上のことから、最大値はcosθ=1/nのときでありそうだと、予想してみる。 ここからは、最大値をcosθ=1/nを満たす数であると仮定する。 n=2のときは実際にさっき確かめた。 n=kのときに最大値がcosθ=1/nを満たす数であると仮定する。 与式=最大値=(1+cosθ)sinθ^(k-1) ただし、cosθ=1/k n=k+1のときにどうなるかを考える。 n=k+1のときに・・・ 与式=(1+cosθ)sinθ^(k-1)sinθ ただしcosθ=1/(k+1) cosθが1/kではなく1/(k+1)となり小さくなっているので、黄色の部分のsinθは大きくなっている。(単位円で考えて) また青の部分はn=kのときの仮定より最大値をとる。 以上のことから、n=k+1のときも最大値をとる。 よって、与式がcosθ=1/n満たすときに最大値をとる。 |
↑
以上のは間違いでした。cosθとsinθの値がn=kではなくn=k+1のときに変化しているので、青の部分も変化しています。 そのため、青の部分はn=kで成り立つと仮定した場合の値と異なるため、n=k+1の場合に、 |
ここまでできたが、
sin^(n-1)θをうまくnで表せない。-②
答えを見てみると、①、②のときに、式変形をうまく行うとよいらしかった。
式変形がうまくできるかどうかがポイント。ポイントはわかるが、このような能力がどうしたらつくかが謎。
(2)も式変形が重要。
まぁ、受験したのも10年くらい前なので、今となっては能力も落ちているが、過去でもできたのか?よくわからない。